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Channel: Works – PLAY TARO | 太郎と遊ぶ、太郎で遊ぶ。岡本太郎を中心とした新しいアートサイト

特別展示 弓指寛治「太郎は戦場へ行った」

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岡本太郎記念館では、現在開催中の企画展「瞬間瞬間に生きるー岡本太郎とジャズー」にて、2018年に第21回岡本敏子賞を受賞した弓指寛治氏の新作「太郎は戦場へ行った」を特別展示いたします。

岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)は、岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問うべく、当財団および川崎市岡本太郎美術館が主催する賞です。今回の特別展示は、岡本太郎賞および岡本敏子賞の副賞として、同記念館での展示機会を与えられたことにより実現しました。

新進気鋭のアーティストと岡本太郎の対決を、どうぞお楽しみください。

岡本太郎記念館特別展示
弓指寛治「太郎は戦場へ行った」
2019年2月6日(水)― 24日(日)

アーティストトーク(予約制):2019年2月21日(木)19:00スタート
※ご予約方法は岡本太郎記念館ホームページでご案内いたします。
http://www.taro-okamoto.or.jp/exhibition/special_yumisashi.html

太郎さんは1942年から約4年半、戦争に行った。色々大変な目に遭いながらも生きて帰って来た。
僕は制作の題材に「自殺」や「死」を多く扱っているけれど、今回はその真逆の「生き抜いた岡本太郎」をテーマに絵を描いた。
彼は戦地で死ななかった。まじでスゴい。
そんでもって2019年に33歳になる僕は兵士になったことが無いし戦地に行ったことも今のところない。
しかし、僕なりの戦争画を描こうと思う。単純なイデオロギーの話じゃなくって「戦争に行った岡本太郎」という人を通して生きるってことがどんだけすげぇことなのか、生き延びる事についてちょっとでも考えられるよーなそーゆー展示にしたいと思っている。

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弓指寛治(ゆみさしかんじ)

「自殺」や「慰霊」をテーマに創作を続ける画家。
ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015年に、交通事故後で心身のバランスを崩していた母親が自死。
2018年には、約30年前に自死したアイドルをテーマにした《Oの慰霊》が第21回岡本太郎現代芸術賞で敏子賞を受ける。
2019年の夏、あいちトリエンナーレ招聘作家として出展予定。


企画展「太陽の芸術 -岡本太郎のパブリックアート-」

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太陽の芸術


-岡本太郎のパブリックアート-


「芸術は太陽と同じだ。太陽は熱も光も、無限に与える。
日なたぼっこしても、“おい、あったかかったろう。
じゃ、いくら寄越せ”なんて、手を差し出したりしないだろ?」


芸術とは太陽のようなもの。岡本太郎はそう考えていました。
根底にあったのは「芸術は民衆のもの」という信念です。

芸術は一握りのスノッブや金持ちのものじゃない。さまざまな矛盾や困難と闘いながら毎日を生きる平凡な民衆のものであり、そうしたなんでもない暮らしの中でこそ生かされるべきなんだ、と。

この芸術思想が太郎をパブリックアートに向かわせます。太郎は、いつでもだれでもアクセスできる公共の場所にたくさんの作品をのこしました。彫刻、壁画、レリーフ、記念碑、時計、広場、梵鐘、暖炉…。主なものだけでも数十点を超え、バリエーションもじつに広範で、一般的なアートの概念からはみ出たものも少なくありません。

岡本芸術にとって、パブリックアートはなくてはならない決定的な存在です。本展は、ゲストキュレーターに川崎市岡本太郎美術館の大杉浩司氏を迎え、「太陽の芸術」を考えていきます。

岡本太郎記念館館長 平野暁臣

キュレーターより
芸術は太陽と同様に、全ての人に与えられ、全ての人と共有するべきものだと、岡本太郎は芸術の本質を問いかけるような作品を多く残しました。そこには人間の逞しい生命讃歌がテーマとして流れています。彼にとって芸術とは特別なものでなく、人間が生きることそのものであり、その誇らかな証にこそ芸術としての価値があると考えたのです。作品を売ることを拒み続け、一点至上主義の美術品の価値を否定してきた背景には、作品の所有者や愛好家、研究者といった限られた人間の手から、芸術を一般大衆に取戻し、本来の姿に変えていくべきだという彼の理念があったからです。

こうした芸術の在り方を表した岡本太郎のパブリック作品は、日本国内だけで140作品70ヶ所以上に及びます。これらは空間への安易な迎合を否定し、笑いという生のエネルギーを発しながら私たちの生活の中で存在し続けています。パブリックに打ち出されたこれらの作品は、岡本太郎が芸術家として行き着いた最高の表現手段だと言えるでしょう。

本展は、岡本太郎のパブリック作品に焦点を当て、作品に込められたメッセージから芸術の持つ役割を考えるきっかけとしました。

自然と対峙することでつくられた人類の歴史、悲劇を乗り越えて今日を作り上げた人間の力、誤解を受けながらも美しく生きる命、男と女の恋愛ドラマなど、我々の生活に直接的な示唆を与え、生きることへの歓びを味わわせてくれるはずです。

川崎市岡本太郎美術館学芸員/岡本太郎記念館客員研究員
大杉浩司

誇り
《誇り》


太陽の鐘
《太陽の鐘》


企画展『太陽の芸術 -岡本太郎のパブリックアート-』


会 期 :2019年2月27日(水)~6月23日(日)

場 所 :岡本太郎記念館

特別講座とギャラリートーク
キュレーターによる特別講座とギャラリートークを行います。


【特別講座】(予約制) 
「芸術と社会の接点ー岡本太郎のパブリックアートー」
2019年3月9日(土) 19:00~
講師:大杉浩司
※ご予約お申し込み方法は後日岡本太郎記念館ウェブサイトで
 お知らせいたします。

【ギャラリートーク】
2019年3月9日(土)14:00~
3月23日(土)14:00~
解説:大杉浩司
※予約不要。1時間程度のご案内となります。
 参加多数の場合は先着順とさせていただきます

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2018年岡本太郎賞作品
さいあくななちゃん
《芸術はロックンロールだ》

特別展示
太郎賞を受賞した、さいあくななちゃん による新作の特別展示を予定しています。
詳細が決まり次第、別途ご案内いたします。

特別展示 さいあくななちゃん「生きる」

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岡本太郎現代芸術賞受賞作家 特別展示

「生きる」

さいあくななちゃん
(2018 年岡本太郎賞)

展示期間:2019 年 6 月 5 日(水)― 23 日(日)

公開制作:6 月 5 日(水)― 19 日(水)

完成作品展示:6 月 20 日(木)― 23 日(日)

岡本太郎記念館 ( 東京・南青山 ) では、現在開催中の企画展「太陽の芸術ー岡本太郎のパブリックアートー」にて、2018 年に第 21 回岡本太郎賞を受賞したさいあくななちゃんの新作「生きる」を特別展示いたします。

この展示でさいあくななちゃんは公開制作を行います。

岡本太郎現代芸術賞(通称 TARO 賞)は、岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問うべく、当財団および川崎市岡本太郎美術館が主催する賞です。今回の特別展示は、岡本太郎賞および岡本敏子賞の副賞として、同記念館での展示機会を与えられたことにより実現しました。

新進気鋭のアーティストと岡本太郎の対決を、どうぞお楽しみください。

 

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恥ずかしながら私は太郎さんのことをそこまでよく知らずにいた。
この展覧会にあたって、太郎さんのことを調べたり、この太郎さんが住んでいた場所で
自分なりになにができるだろうか。
色々な試行錯誤を経て、結局太陽の塔へ向かった。
太陽の塔は両手を広げて、たったひとり孤独に永久的に立たされていた。
私たち一人一人の人間たちが立ったり進んだり進めなかったり歩いたりこんな息することが難しくなった
現代社会さえ生きてやっている。
私自身活動し始めてからずっと生きて生まれる個人的な感情を繰り返し絵にしている。
理屈や理由は私にはいらない。描きたいだけだ。
太陽の塔でそんなことを思った。
自分にできることは、それをここでやることだけだと思う。
ここで一枚の大きなキャンバスにたった一人生きて立っている自分を一から描くこと。
それが最大限のリスペクトを持ってあなたに挑めることだ。この生きている 1 秒にかけていこうと思う。
太郎さん VS しましょう。
私も私を生きて私が思う芸術をぶちかまして死んで天国でまたいつかあなたと。

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さいあくななちゃん(現代芸術家)


活動当初本名で活動していたが、バイト先の同僚に自身の絵を「さいあく」と評され、本名の「なな」に「さいあく」をつけてさいあくななちゃんと名乗り 2015年から都内を中心に個展を開催。芸術の分野にとらわれず自身が音楽好きなことから、ミュージシャンとのコラボやグッズ提供など幅広い分野で現代美術シーンに殴り込む。第 21 回岡本太郎現代芸術賞で大賞である岡本太郎賞受賞。その後 NY にて個展も開催。


アーティストトーク(予約制):

2019 年 6 月 20 日(木)19:00 スタート
※ご予約方法は岡本太郎記念館ホームページでご案内いたします。

 

企画展「5億年後の生命体 河口洋一郎:beyond AI

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5億年後の生命体
河口洋一郎:beyond AI


2019 年 6 月 26 日(水)― 10 月 27 日(日)


「人類が存在しないかもしれない 5 億年後の未来を想像してみよう」
CG アーティストの草分けとして 70 年代から世界を舞台に活躍してきた河口洋一郎はそう言います。たんなる夢想ではありません。ここに展示されている「5 億年後の生命体」は、
いずれも形の発生、成長、進化をプログラミングし、一定の法則のもとに数学的にシミュレートされたもの。生きものが辿った 5 億年の歴史に学び、5 億年後の進化の姿を創造したものな
のです。
眼に飛び込んでくるのは、時間軸に沿ってうねりゆく〝螺旋の渦〟です。「渦を巻いていない宇宙に生きものはいない。生命のはじまりはぜんぶ渦なんだ」。そう語る河口さんは、自己増殖する「グロースモデル」を駆使して生命の誕生とエネルギーを表現しつづけてきました。
おなじように岡本太郎も生命の誕生とエネルギーを表現した作品を遺しています。1970 年の大阪万博の際に太陽の塔内部に設置した《生命の樹》です。40 億年にわたる〝生命の時間〟を造
形化したものですが、そこに描かれた進化の歴史はクロマニョン人まで。5 億年後のいのちを造形化しようとする河口さんの試みは、ある意味でこの《生命の樹》の続編といえるのかもし
れません。

岡本太郎記念館館長 平野暁臣


さあ、生命の爆発のカンブリア期から人類が 3 次元上に存在しないかもしれない 5 億年後の 4 次元未来を想像してみよう。
深海から宇宙まで、5 億年過去から 5 億年未来を時間のベクトルとして俯瞰し強烈なイメージを現在に映し出すのが、河口洋一郎のアート世界。
5 億年昔の太古のカンブリア紀の海にはクラゲが遊泳していた。その優雅な繰り返しの挙動は、リズミックで音楽的である。固着したイソギンャク、硬くなったヒトデ、トゲを持ったウニ、それらは、進化の過程でのサバイバルの仲間であり戦略のための形の変容を繰り返して姿を変えてきたのである。
アンモナイトの精緻な数学的等比級数は圧巻であり驚かされる。
翻って 5 億年彼方の未来へ時間のベクトルを進めたらどのような生命体が生まれているのだろうか?
未来型のアルゴリズミックな生物表現も時間の束を多層的にねじらせて超越する時間の造形として皆さんにお見せしている。「遊泳系」「歩行系」「飛翔系」の生命体の進化のインテリジェンスは、生物の生き残り戦略として、魅力的で興味が尽きない。
これまでに見たこともないような形状をアート作品として表現する為に私は CG プログラミングによる数理計算を用いた。
1976 年においては最先端だった白黒の線描画の動画から今日の豊かな色彩表現までの長い歩みは、昭和、平成、令和の技術の進歩と共にある。
私はアーティストであり、研究者だ。教授として沢山の教え子達と共に研究し、新しい表現の多様性を追求してきた。
国際学会や短期間の美術館の展示がほとんどであるから、私の作品を直に体験してくれた人は限られていると思う。
今回は 4 ヶ月間という、長い期間での作品展示ができることになった。夏休みを挟んで、ゆったりした時間を共有できると喜ばしい。限られたスペースではあるが、敬愛する岡本太郎と敏子さんの住まいであった当館は、有機的な体温が感じられる展示会場だ。
展覧会は 3 次元 CG 映像を中心にした応用の試みで、LED 造形、FRP による立体造形、ドローイングである。ご来場の皆さんには、是非、大いに多次元的なイマジネーションを働かせて頂きたい。
眼の前の作品に対峙する時、主体の人、客体の作品の境目を無くす意識を持ってもらえると嬉しい。
例えばモニター画面の中にミクロの自分が時空間にダイビングする感じ。
触覚、匂い、味覚すら感じ取って、次元を超えるイメージを試して欲しい。
そこはある人には宇宙空間で、別の人には細胞の中、時間が伸び縮みするタイムトンネルかもしれない。
様々に心や思考を自ら動かす事で、ダイナミックな時空間に入ってみてもらいたい。
五感や想像力の増幅は、装置無しでも体感可能であると実感する者がクリエイティブな思考を生み出せると、僕は思う。
身の回りの生き物の中にも 5 億年を生き抜いたインテリジェンスが有る。それは人類のサバイバルへ向けた、自然からの人類への知的な贈り物だと思う。アート作品に生命独自のインテリジェンスを統合することで、従来にない新しいものの見え方を身につけることになる。
VR・AR のその先、AI のさらに向こうの世界を常に考えていると、作品制作がますます楽しくなってくる。創造する感性を科学や技術と融合させる手法は、故郷のトロピカルな種子島の自然や歴史に育まれた点が大きいのかもしれない。
このところ深海と宇宙への旅の願望は、ますます強まり、とどまるところを知らない。
夢の実現に向けて、アートは未来の子供達に夢と希望を与える終わりのない旅である。

河口洋一郎(東京大学名誉教授 / アーティスト)

河口洋一郎プロフィール写真
河口洋一郎

東京大学名誉教授 / アーティスト
種子島生まれ。
1976 年 CG の黎明期より CG(コンピュータグラフィックス)によるプログラミング造形の研究に着手。数理アルゴリズムにより導き出された技術
手法による独自の作品群で世界的注目を集める。インタラクティブアート・ジェモーション(Gemotion)の研究作品は後に VR/AR への応用やプロジェ
クションマッピングの世界に多数の優秀な人材を送り出した。
ベネチアビエンナーレ ʻ95 日本館代表作家。またロレアル大賞など、国際賞のグランプリを 1980 年代から多数受賞。Siggraphʼ 10 でアーティストアワードを受賞。2018 年にはフランス BNN Prix Dʼ Honneur 栄誉賞、さらに Siggraph Academy 殿堂入りを果たす(アジア人初)。国内では、2013 年に紫綬褒章を受章。


■アーティストトーク

「インテリジェントな生命体のアート ~Beyond AI~」
2019 年 6 月 29 日(土)19:00 スタート
出演:畠中実(NTT インターコミュニケーション・センター主任学芸員)× 河口洋一郎
参加費:入館料のみ 会場:岡本太郎記念館
予約制(先着順)・ご予約方法は岡本太郎記念館ウェブサイト(http://www.taro-okamoto.or.jp/)をご覧ください。

ドキュメンタリー映画『太陽の塔』 DVD&Blu-ray発売!

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ドキュメンタリー映画『太陽の塔』のDVD、BDが発売されました!

『太陽の塔』

何だったんだ、これは!!
約半世紀ぶりに内部公開が実現し、再び脚光を浴びた“太陽の塔”。
その魅力と謎に迫る、最初で最後のドキュメンタリー映画!!


出演:織田梨沙
インタビュー出演:赤坂憲雄、安藤礼二、糸井重里、植田昌吾、大杉浩司、奥山直司、嵩英雄、唐澤太輔、小林達雄、コンチョク・ギャムツォ師、佐藤玲子、椹木野衣、シェーラプ・オーセル師、ジャスティン・ジェスティー、菅原小春、春原史寛、関野吉晴、舘鼻則孝、千葉一彦、Chim↑Pom、土屋敏男、中沢新一、長野泰彦、並河進、奈良利男、西谷修、平野暁臣、マユンキキ

監督:関根光才/撮影:上野千蔵/照明:西田まさちお/録音:清水天務仁/編集:本田吉孝/本編集:木村仁/音楽:JEMAPUR

太陽の塔BD 太陽の塔DVD
太陽の塔 BD
[MX-656SB]

発売日:2019/6/28(金)
体裁:カラー(一部モノクロ)/本編 112分+特典 3分/字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕 3.聴覚障害者対応日本語字幕/16:9 シネスコ(1080p)/片面1層/音声:1.オリジナル日本語・英語・チベット語〈DTS-HD MA5.1ch〉 2.視覚障害者対応日本語音声ガイド〈DTS-HD MA2.0ch〉
封入特典:解説書、ステッカー/映像特典:予告編

■そしてDVD・BDの発売を記念して、トークショーが開催されました!
ドキュメンタリー映画『太陽の塔』のDVDBDが発売された628日(金)、関根光才監督と、本作に出演されたフランス思想・哲学者の西谷修先生によるトークショーが、紀伊國屋書店新宿本店の9階イベントスペースで開催されました。
満席の観客をときに笑いの渦に巻き込むふたりの軽妙なトークに、会場は大いに 盛り上がりました。

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NHK『100分 de 名著』 戦争論

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「一度は読んでみたかった」
そんな大作や難解な名著をわかりやすく解説する、

NHK『100分 de 名著』にて、

ドキュメンタリー映画『太陽の塔』にも出演されている哲学者の西谷修さんがフランスの高名な社会学者・人類学者ロジェ・カイヨワの『戦争論』について解説されます。

人間はなぜ戦争を避けることができないのか

哲学研究者、西谷修さんは、民族間、宗教観の対立が激化し、テロや紛争が絶えない現代にこそ「戦争論」を読み直す価値があるといいます。そこには、「人間がなぜ戦争に惹きつけられてしまうのか」という、綺麗事ではない赤裸々な人間洞察があるからだと強調します。

番組では、長年「戦争」について研究を続けてきた西谷修さんを指南役として招き、カイヨワ「戦争論」を分り易く解説。現代社会につなげて解釈するとともに、そこにこめられた【人間論】や【国家論】、【歴史論】などを読み解いていきます。

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「人間にとって戦争とは何か?」という根源的な問いに対して、人類学の視点から答えを出そうとした一冊の本があります。「戦争論」。「ユネスコ国際平和文学賞」を受賞し、国際的に大きな反響を巻き起こしたこの著作は、フランスの高名な社会学者・人類学者ロジェ・カイヨワが(1913 – 1978)が「人類は戦争という現象とどう向き合うべきか」を世に問うた戦争論の名著です。終戦記念日を迎える8月、この本をあらためて読み解きます。

第1回 近代的戦争の誕生

【放送時間】
2019年8月5日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2019年8月7日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2019年8月7日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります

第2回 戦争の新たな次元「全体戦争」
【放送時間】
2019年8月12日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2019年8月14日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2019年8月14日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります

第3回 内的体験としての戦争
【放送時間】
2019年8月19日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2019年8月21日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2019年8月21日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります

第4回 戦争への傾きとストッパー
【放送時間】
2019年8月26日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2019年8月28日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2019年8月28日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります

【指南役】
西谷修(東京外国語大学名誉教授)
【朗読】
古舘寛治(俳優)
【語り】
小坂由里子

また西谷修さんは、
PLAY TAROでの対談、TALKSに近日登場予定です!

おたのしみに!

企画展「日本の原影」

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企画展『日本の原影』


2019/10/30(水)~2020/2/24(月祝)


岡本太郎が「ほんとうの日本」を発見した
縄文~東北~沖縄をめぐる旅を本人が撮影した写真をもとに追体験


2019年10月30日(水)から岡本太郎記念館では企画展『日本の原影』を開催します。
この展覧会は、岡本太郎が1950年代から60年代にかけて撮影した縄文、東北、沖縄の写真を一堂に会し、“岡本太郎の眼”が切り取った「ぶ厚く豊かな日本」をご覧いただくもの。日本再発見の旅をとおして「ほんとうの日本」と出会った太郎は、やがてその成果を太陽の塔をはじめ自らの芸術創作に結実させていきます。


山頂を目指す老婆たち 1962年
山頂を目指す老婆たち 1962年


岡本太郎は「日本とはなにか」を問いつづけた人でした。
日本で闘うことを決意してパリから戻った太郎は、1951年11月に運命の出会いを果たします。上野の東京国立博物館でぐうぜん眼にした縄文土器です。
獲物を追い、闘争する狩猟の民がもっていた原始のたくましさと豊かさ、ふつふつとたぎる生命力、見えない力と対話する呪術の精神……。わびさび型の日本の伝統美とは真逆の美意識を見出した太郎は、これこそが“ほんとうの日本”なのだと直観します。

それから5年あまり。日本文化の本質をさがす旅に出た太郎は、最初に訪れた東北で“呪術の心”が息づく「原始日本」と遭遇します。貧しく閉ざされた冬の東北で、原日本の片影に触れたのです。
2年後の1959年には返還前の沖縄を訪問。そこで太郎が見たものは、現代人がどこかへ押しやってしまった日本でした。清冽に生きる沖縄の人々に、日本人の、そして自分自身の根源を見たのです。嬉しかったにちがいありません。
縄文~東北~沖縄とめぐる太郎の旅は、オリジナルの日本、忘れられた日本、すなわち「ほんとうの日本」を発見する旅でした。

本展は、太郎が自ら撮影した写真を元にこの旅を追体験するものです。粛とした空間に流れるのは、ジャズベーシスト須川崇志によるオリジナル曲。岡本太郎の眼がとらえた“ぶ厚く豊かな日本”をどうぞご覧ください。

岡本太郎記念館館長 平野暁臣

羽黒山の参道 1962年
羽黒山の参道 1962年


 

縄文土偶 1956年
縄文土偶 1956年

速報! PLAYTAROの対談が書籍化!!

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クリエイターを志すあなた、
クリエイティブに生きていきたいあなたが、


壁にぶつかったとき、心が折れそうになったとき、
必ずや刺さる金言の数々・・・!


 

「期待に応えて予想を裏切る」っていうことですね。逆でもいいです。
「予想を裏切って期待に応える」。
(樋口真嗣)


 

マーケティングでなにかを書くとすれば、おそらく「おもしろい物語」を書くことになるんだろうけど、
そこじゃないんですよね、自分の書きたいものが。
(いとうせいこう)


 

ひとつ目は「問いつづけること」。問い直しつづけること。
家をつくってくださいと言われても、家ってなんだったっけ? ということも含めて問いつづける。
二つ目は「楽観的であること」。なんとかなるんじゃない? って思いつづけることの大切さ。
三つ目は 「Be honest」。誠実であること。
(藤本壮介)


 

年齢なんか関係ない。一からはじめればいい。
そう考えることがチャンスになるって思うんですよ。
(倉本美津留)


 

喜んでもらわなかったら意味ないですからね。
(Red Spider)


 

いかがですか?
刺激的で「創造的に生きるということ」を考える大きなヒントに満ちていると思いませんか?


 

自分で自分を狭めてしまわないように。 
「もっと自由に考えていいんじゃない?」と、仕事を通して若い人たちに伝えたいっていう気持ちがあるんです。
(佐藤卓)


 
はじめたときは真似であっても、いろいろと経験していくうちに、そういうものが投影されるようになる。
投影しようなんて考えなくたって、自然のうちに投影されるようになっていくんだと思います。
(片倉真由子)


 

わたしは人がニコニコするのを見たくて音楽をやっているんです。
でも、人を笑顔にしようなんて考えてなにかすると、ほんとに陳腐なものしか出てこないんですよね。
(市原ひかり)


 

「やっぱりオレには才能がない」って、簡単に言う人が多いけど、
言わないでよ、やってよ!って思いますもんね。
(片桐仁)


 

いまを生きているクリエイターだからこその、
なまの言葉が満載です。


第一線で活躍している人のいまの考えが見えてきます。


 


ぼくは目標から逆算して、いまなにをやっておくべきかっていうのを

つねに考えているので、そういう意味ではなにもかも準備だったわけですね。
それであるときに一気に放出したというか。
(舘鼻則孝)


 

我々のタッチは生きざま、唄いざまなんですよ。
おなじ歌を唄うにしても、いろんな歌手がいますね。
今回の歌を誰が唄えばおもしろいのか? 誰に唄わせて踊らせるのか?
(宮脇修一)


 

自分の中で、自分の物にしているかどうかですよね。
嘘だろうが、本当だろうが、あくまでこれはオレの言葉だ、
借りた物じゃないっていう。
それが覚悟なのかなって思いますね。
(ダースレイダー)


 

ここから見下ろすと、40億年の生きものの時間がぜんぶわたしたちにつながっていることがよくわかる。
注ぎ込んでいるっていうか…
(あいみょん)


 

生々しいほどに、
本音で語られる思い・・・


『他人が笑おうが笑うまいが、 自分の歌を歌えばいいんだよ。』プレゼント!!!

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『他人が笑おうが笑うまいが、
自分の歌を歌えばいいんだよ。
―新しい価値を生み出す表現者との対話@岡本太郎記念館―
プレゼント!!!


「他人が笑おうが笑うまいが....』書影
 

PLAY TAROの人気コーナー「Talks」のアーカイブから12本の対談を選び、読みやすく1冊の本にまとめたもので、ホストは空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長の平野暁臣。


クリエイティブに生きることを志す若者たちに向けてメッセージを送り出すとのコンセプトの下、現代日本の一線を走る表現者たちが、自身の経験から「いかにして自己を確立したか」を語ります。


こちらの書籍をPLAYTAROの読者5名様に抽選でプレゼントいたします!


あなたの「他人がどう言おうが自分の道を貫き通したエピソード」をメールもしくはTwitterに投稿してください!
※Twitterでの投稿の際にはハッシュタグ#tarotalksをつけてください。
※Twitterでの投稿は当選者にDMをいたしますので、
PLAYTAROのアカウント https://twitter.com/info_playtaro をフォローしてください。
※メールでの投稿は info@playtaro.com までお送りください。

「親に猛反対をされたけれど、画家になるために家を出ました!」

「どれだけ馬鹿にされても絶対に歌手になる。いま路上で歌ってる!」

「どうしてもかなえたい夢があって、彼氏と別れました。でも後悔してない!」

などなど、あなたの歌を、
PLAYTAROに聴かせてください。

お待ちしています!!

PLAYTAROは一旦休止します

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p style=”text-align: center;”>「太郎と遊ぶ、太郎で遊ぶ」というコンセプトを掲げてPLAYTAROがスタートしたのはいまから5年前。
記念館というリアルな体験空間から飛び出し、
インターネットという異次元のフィールドで新たな可能性を探ってみたいと考えたからでした。

こうして楽しくエキサイティングな5年が過ぎました。


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p style=”text-align: center;”>読者のみなさんに励まされ、仲間たちに支えられてさまざまなコンテンツを送り出すことができました。
ただ一方ではマンネリに陥りつつあったことも確かです。
そこで5周年の機をとらえ、PLAYTAROのありようをいちど立ち止まってじっくり考えたいと思います。

PLAYTAROは4月30日をもって一旦休止いたします。


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p style=”text-align: center;” data-select-like-a-boss=”1″>あくまで「休止」であって「廃止」ではありません。
これまでのコンテンツも引き続きご覧いただけます。
またいつか再始動する日まで、しばしお時間をください。
この5年間、ほんとうにありがとうございました。

PLAYTARO



※SNSは引き続き稼働する予定です。





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